阪神・石井大智、48試合連続無失点で日本記録をさらに更新!
チームはリーグ優勝
更新日 2025年09月09日 19時33分
(阪神 2 - 0 広島) □ 9月7日 阪神甲子園球場
阪神・石井大智が、自身の日本記録を更新する48試合連続無失点で、今日もチームの勝ちに貢献した。
この日は、2点リードの8回にマウンドに上がった。先頭の野間にレフト前へのヒットを許すも、続く中村奨成をダブルプレー。
その後1人ランナーを出すも、最後は羽月をショートゴロに打ち取った。
石井は、4月4日・巨人戦で失点して以来、連続無失点を続けている。
今季1軍51試合登板51イニングで1失点、ホールド35、セーブ9、防御率は 0.18 と驚異の数字を残している。
連続イニング無失点も今日で47となり、歴代球団記録2位の小山正明に並んだ。1位の記録を持つ、現阪神監督・藤川球児までは、あと2/3。球団記録の更新も目の前となっている。
チームは、史上最速優勝となるリーグ優勝を決めた。
投手陣は才木、湯浅、桐敷、及川、石井、岩崎の完封リレー、打者陣は計9安打、2回・高寺の犠牲フライ、6回・近本の犠牲フライで2得点。
2-0の完封勝ちで、2年ぶりのリーグ優勝を掴んだ。2位・巨人と17ゲーム差をつけての優勝となった。
▼ 阪神タイガース・石井大智
秋田県出身。秋田高専(5年制) ~ 独立リーグ・高知ファイティングドックスを得て、2020年にドラフト8位でプロ入りを果たす。
石井がドラフト指名されたのは、全体支配下選手最後の指名となる、74番目だった。
ルーキーイヤーから、リリーフとして開幕一軍入り。1年目、2年目は共に18試合登板で、2年目は防御率 0.75 と好成績を残すも、勝ち/ホールド/セーブ 1つもプラスの記録がつかなかった。
だが、3年目の4月にプロ初勝利、チームの日本一にも貢献した。
4年目、5年目も開幕一軍入りして、ルーキーから5年連続1軍スタート。今年3月には自身初の日本代表選出、シーズンでは初のオールスター選出、連続無失点のプロ野球記録を更新するなどの活躍を見せている。
来年3月に行われるWBCへの、選出も期待されている。